水井山から先は3回ほど短い緩めの登りがあるが,あとはずっと大原の戸寺まで下り続ける。
その区間の下りは結構滑りやすい。足を置けるような岩や木の根がなく,ザラッとしていて急斜面なので下りではよく滑る。今回も一回ズルっと滑ってしまった。気をつけてたのになぁ…。
仰木峠の先,東海自然歩道と別れてボーイスカウト道を戸寺に下る区間の出だしもふわふわした路面で急斜面なので,こちらも滑りやすい。そこでは滑らなくてすんだ。よかった。
大原の戸寺に下りると,いつも手作りドレッシングの店,志野に寄って,お弁当などを買うのだが,今回志野に着くと,途中で3度も抜かされたトレラン3人衆に会った。追いついたみたい。
やはり私はうさぎと亀のカメ状態みたい。ただ,彼らはすぐに出発したので,その後会うことはなかったが…。
志野では賀茂なすのしぎ焼き弁当があったので,買ってその場で食べた。それ以外に賀茂なすを2個買ってしまった…。
後で測ると,賀茂なすは合わせて 1.1kg あった。そういえば,志野に着いた時点で水分は水 2L + アクエリアス 0.5L だった。
しかし,そこで水 0.5L とアクエリアス 0.5L を追加した。そのため,結局荷物は出発時よりも約 0.5kg 重い状態になった。これが後で効いてきた。
志野ではお弁当食べた10分ほどだけ休憩して,すぐに出発した。出発した途端にすごいだるさをおぼえた。すごく荷物が重く感じた。賀茂なすを2個買ったのは失敗だったかもしれない。
最初から持って歩いたいた水 2L はカラのペットボトルに水道水を入れただけやったから,捨ててもよかったのだが,トレーニングやし,と思って,そのままにしておいたし…。
志野を出てから江文峠を越えるが,いつもよりも江文峠がしんどかった。江文峠は一瞬で終わるような峠なのだが,荷物が重くてその江文峠がしんどかった。これで北アルプスに行けるんだろうか…?
江文峠から静原,薬王坂と歩いて鞍馬に向かった。
静原はしばらく集落の中を歩く。これが意外と長く,思ったよりも疲れた。
鞍馬に行くには最後に薬王坂を越えないといけない。これが結構しんどい。疲れてなければこれまたそこまでしんどい峠ではないが,重めの荷物を持ってまあまあの距離を歩いた体には辛かった。
途中,木の幹に取り込まれた仏像があるのだが,その木が倒れて仏像(柱にレリーフで仏像が彫られている)がむき出しになってしまっていた。
なんとかダラダラと歩いて鞍馬にたどり着いた時には,完全にへばってしまった。
当初,できれば二ノ瀬から夜泣峠,向山を越えて洛北発電所のところまで行きたいと思っていたが,鞍馬に着いた時点で洛北発電所に行くのはやめておいた。
また,鞍馬寺から貴船に行くのも考えたが,それもやめておいた。
そうなると,鞍馬から公共交通機関で帰るのが楽だが,距離的に25km程度しか歩いてなかったのでもう少し歩いておきたかった。
また,現時点では叡山電鉄が斜面の崩落のために市原から鞍馬の間が不通になっている。そこは代替バスがあるが,トレーニングのために鞍馬から市原まで歩いて,そこから叡電に乗って帰った。
最終的に歩いた距離は 29km 程度だった。
それでも重めの荷物持ってそこまで歩けたので,今回はよしにしておいた。ペースもそこそこだったし…。大原から先はめちゃ遅かったけどね。