四ツ辻からは伏見稲荷のメインルートを外れるので,急にひと気が減る。
急な下りをトットットっと下り,ごちょごちょ歩くと,東福寺の裏手(東)から泉涌寺前を通り,今熊野観音寺への道の下をくぐって北上する。
その先にガレージで自家製の柚子マーマレードを売っておられるお宅がある。
数年前に一度買ったがなかなか美味しかった。今回も買おうかどうか迷ったが,頭の中では「1時間遅れ」だったので,買わずに通過してしまった…。
その先の円通寺橋という藤棚(?)のある趣きある橋がある。
その横手の桜は結構たくさん咲いていて,見頃だった。
うーん,あそこでしばし休憩したかったなぁ…。でも「1時間遅れ」やったし…。
その先はさらに住宅地を抜け,阿弥陀ヶ峰への登りになる。
そこでやっと登山道らしい登山道になるが,登山道に入る頃にまた少し雨がぱらつき,登山道は路面が少し緩い感じだった。
また,道を塞ぐ倒木が多数あったが,一部は片付けられていた。それでも,くぐったり迂回したりする場所が何箇所かあった。
そこを越え,国道1号線をくぐると,最初のチェックポイントの清水山の登山口にたどり着いた。
そこは初心者ゴールとなっており,参加者の番号チェックと,飲み物を提供していた。
そこでコカ・コーラを紙コップ2杯頂いて,先を目指した。
清水山は清水寺の裏手(東側)の山であり,そこまで高くはないが,急に斜度がきつくなるので,意外としんどい。
また,そこまででかなりの距離をハイペースで歩いて来ていたので,すでに足は疲れまくっていた。
そのため,結構しんどいなぁ,と思いながら登った。
しかし,腸腰筋を使って足を前に出す歩きをするとしんどさの割には登ることができた。
やっぱり歩き方ってあるんやねぇ。
清水山山頂近くを通過し,一度下ってから将軍塚のある東山山頂公園に出た。
そこのトイレに寄っておいた。今回はこの1箇所だけにしか寄ってないかも…。
将軍塚の先は山道を下り,ウェスティンホテルの裏手からこちょこちょ行くと,三条の粟田口に出る。
急に都会に戻った感じがする。逆に言うと都会のすぐそばに山道がある,という感じで面白い。
三条から蹴上に向かい,日向大神宮を目指すが,あの辺りですっごくお腹が空いてきた。
ここしばらくダイエットと称して,昼間食べる量を減らしているが,登山の時にもいつものように全然食べずに歩いていた。
そしたら,すっごくお腹が減り,いわゆるシャリバテ状態になってしまった。
でも,コンビニまで行く気力がなく,そのまま先に進んだ。
蹴上にあるインクラインをくぐるレンガのトンネル「ねじりマンポ」をくぐるが,くぐった先もチェックポイントだった。
どうやらそこが中級者のゴールみたいだった。
そこでは番号チェックを受けただけで先に進んだ。
その先はインクライン沿いを歩き,大神宮橋で琵琶湖疏水を越えて日向大神宮に向かった。
日向大神宮は京都に居ながらにして伊勢神宮にお参りできる,というものみたい。
その内宮の左手を登り,天岩戸前辺りから再び山道に入る。
その辺りの倒木は,2018年秋に歩いた時よりはましになっていたが,結構多くの木がルートを塞いでいた。
その先,七福思案処から先も,ところどころ倒木があったり,迂回路が設定されたりしていた。
いつもなら,その辺りまで来ると伏見桃山から歩いてきた疲れが出て,かなりペースが落ちていた。
今回は特に序盤のハイペースがたたり,かなり足がだるかった。
しかし,思ったよりは足が前に出ていた。やはり鍛えられているからかな?
大文字山三角点手前にある東山45番標識で,京都一周トレイルは楼門の滝経由で霊鑑寺のそばに下る。
しかし,ぐるっと京都トレイルでは,大文字山の三角点から火床を経由して銀閣寺に下る。
大文字山の三角点に着いたのは 12:45 だった。
そこまで行けば登りはないので(正確にはほんのちょっと上りがあったが…),ほっとして,下界の写真を撮っておいた。
その頃には大阪は少し霞んで見えた。風が少しマシになったのかもしれない。
そこから火床経由で下ったが,火床では風が強かったので,帽子を手にとって通過した。
その辺りでまた雨がぱらついたが,やはり西の空が明るかったので,カッパは着ずに下った。
大文字山からは,最後に林道に出るが,今回はそこがゴールだった。
番号チェックを受け,スナック菓子を受け取って終了となった。
その後は銀閣寺前から土産物屋の通りを歩いて百万遍に向かった。
今回は,スタート受付が1時間遅かったので,全般的に飛ばして歩いた。
その結果,これまでよりも1時間半程度早く歩くことができた。
しかし,ゴール後は放心状態だった。
ちょっとやりすぎたかもしれない。
いやぁ,疲れた…。