しばらく行くと,徐々に木の背が低くなり始め,溶岩や岩場がむき出しの場所も増え始めた。
そうなると富士山の山頂も見えてくる。
また,ところどころ大きな溶岩に登らないといけない場所も出てきた。
やがて 2400m の六合目,長田山荘に着いた。
そこで記念撮影をして,チューペットを食べた。
チューペットは1本 100 円でお手頃だった。
六合目から先はさらに低木になり,殺風景になったいった。
また,傾斜もさらに急に鳴り始め,進むペースが落ちるのが自分でもわかった。
やがて急な階段を登ると,2700m の本六合目の瀬戸館に着いた。
本六合目でもアイスを食べて元気を出した。
また,そこでトイレに寄っておいた。
本六合目から先は木も減ってきて,さらに殺伐とした風景になっていった。
岩場も増えてきて,やがて,3090m の七合目の太陽館に着いた。
太陽館は,他所では200円のトイレ代が 500円もしていた。なんかいまいち。
そこでは少し休憩して,さっさと宿のある本七合目を目指した。
七合目から先はほぼ植物はなくなってしまう。
とても殺伐とした中を歩く感じだった。
また,登山道が砂地の場所も多く,ちょっと登りにくかった。
それでも一歩一歩なんとか前に進み,午後2時過ぎに 3200m 地点の本七合目・見晴館に着いた。
登り始めてから6時間ほどで登ったことになる。
幸い,高山病の症状もなく,順調に1日目の登山が終了した。
宿ではとりあえずお腹が空いたので,ラーメンを食べた。
その後はのんびりして,晩ごはんを待った。
晩ごはんは午後4半頃からだった。晩ごはんはカレーだった。
その後,外で写真を撮ったりして,午後6時頃には布団に入った。
しかし,すぐにはなかなか寝れなかったが,気づいたら寝てしまったみたい。
頂上へ向けての出発は,午前3時を予定してみた。
頂上でご来光を見るには,上での渋滞を考えると午前1時頃に出るのがいいが,
今回は無理はしないで,ご来光は途中で見る作戦にしてみた。
そこで,午前2時頃に起きて,出発の準備を整えて,午前3時前に宿を出てみた。
しかし,雨や風があり,上の方では8合目辺りで引き返すように言われている,という話もあったので,
とりあえず宿に戻って明るくなるまで寝ることにした。
そして午前5時すぎに動き出し,朝ごはん用に作ってもらっていたおにぎりを食べてから,出発した。
2度めの出発は午前6時頃だった。
そこから八合目辺りの吉田ルートとの合流点を目指した。
しかし,風雨があり,そのまま頂上を目指すか迷う状況だった。
でも,折角なので,行けるところまで行こうと思い,山頂を目指した。
八合目辺りで吉田ルートと合流した。
いつもならそこから先は渋滞となるが,今回はあまりに天候が悪く,人はまばらだった。
そして本八合目 (3400m) に着いた。
そこではとりあえず焼き印を押してもらい,トイレ休憩して,その先どうするかを考えた。
風雨,特に風がある程度あり,山頂でもっとひどいとどうしようかと思ったが,本七合目の宿を出てから言うほど風の強さが変わっていないし,
まだ元気がありそうな感じだったので,行けるところまで行ってみる,という作戦で先を目指した。
本八合目の先には八合五勺の御来光館がある。
そこまで行き,焼き印を押してもらった。
その時に,今日はツアーは登山禁止だけど,個人は登れる,と聞いた。
また,下山道の最初の2区間は風に気をつけろ,を言われた。
風が強いと小石が一緒に飛ばされてくることがあるらしい。
それでも多くの人が上を目指していたので,とにかく上を目指してみた。
八合五勺から上はさらに傾斜が急になるが,つづら折りになっていて思ったよりも早く高度を稼げる。
そのため,気づいたら山頂の建物が見え出し,そこまで来たらなんとか山頂へ,と思い,頑張って上に登った。
そして,午前8時半過ぎに無事,山頂域の浅間大社奥宮前にたどり着いた。
そこでとりあえず無事に着いたという証拠写真を撮ったおいた。
浅間大社奥宮では,無事に登ってこれた事を感謝してお参りしておいた。
その後,山頂域でトレイ休憩し,午前9時過ぎに下山を始めた。
下山は下山道を使ってみた。
下山道は登りに言われていた通り,かなり風が強かった。
しかし,下を向いていればなんとかなるし,岩場がないので大怪我の心配がなく下りやすかった。
下山道を使ったのは正解だったと思う。
最初と2番目の区間は風に気をつけろと言われていたので,気にしながら下った。
その後,長めの6番目の区間の先で,本八合目付近にくる。
そこからもできるだけ下山道を使い,もくもくを高度を下げた。
七合目の太陽館から先は砂走りのコースになるので,太陽館の前のベンチでスパッツ(ゲイター)を付けておいた。
そこからは砂走りの急傾斜を一気に砂払い五合 (2300m) まで下る。
結構楽しんで下れたが,思ったよりも砂地の区間が長かった。
それでも一歩一歩下って,気づいたら砂払い五合に着いた。
ずーっと雨が降っていたので,砂走り特有の埃は気にならなかった。
しかし登山靴はどろんこだった。
そこで,砂払い五合にある休憩所のテントから垂れてくる水で靴の泥を取っておいた。
砂払い五合からもまだ結構下らないといけない。
須走口五合は 2000m 付近なので,砂払い五合からの 300m が結構辛かった。
特に,雨が降り続いていた影響で,下山道は川状態だった。
そこをずっと下らないといけなかった。
それでもなんとか,12時40分頃に須走口五合目にたどり着いた。
帰りのシャトルバスが 12:45 にあったが,それに乗るのは無理と判断して,次の 13:15 のバスを待ち,シャトルバスで臨時駐車場にむかった。
臨時駐車場についてからは,道の駅すばしりの近くにある温泉・天翔ですっきりしてから帰った。
今回はなかなか大変な富士登山になった。
でも,折角だからと上まで登ったが,ほんとに辛かった。
もし次回登る事があれば天気がいい日がいいなぁ。