山上の道路に出たのは 8時42分だった。宝来橋南詰から2時間弱だった。下りでも2時間を切るにはある程度頑張らないといけないのに,上りで2時間切れてしまった。ちょっとオーバーペースだったかも…。
山上の道路に出る辺りでは葉っぱに雪がのっていた。その先六甲山最高峰付近は山が白く見えた。夜中に降っていた雨が最終的に雪になったみたい。
きれいだから写真して LINE で送ったら,結構花が咲いていると勘違いされてしまった。まぁ,解像度を上げてみないとわかりにくいからねぇ…。
最高峰下(一軒茶屋の向かい)ではトイレに寄っておいた。キャノンボールのエイドもあったが,ノーエントリーだったのでパスしておいた。
六甲山最高峰付近からはほぼ車道沿いを行き,六甲ガーデンテラスに登るところも有馬へのロープウェー乗り場の前を通ってラクしておいた。
また,六甲ガーデンテラスの自動販売機でアクエリアスを追加しておいた。そこから,みよし観音横を通り,ゴルフ場を通ったが,その辺りは下り基調なのでできるだけ走っておいた。
記念碑台を過ぎ,三国池下まではほぼ走っていたと思う(速度はめちゃ遅かったけど…)
三国池下から登山道で神戸市立自然の家の近くまで下るが,その辺りで下りが辛くなってきた。
下りで踏ん張ると太ももに痛みを感じた。故障というよりは激しい筋肉痛という感じだった。
今回はトレラン風スタイルだったが,ストックを持っていた。
理由はしんどくなってからの上りでストックを後ろに突くことで体を持ち上げる際の足の負担を減らしたいというのと,下りでの足への衝撃を減らすという点だった。
三国池下から自然の家への下りでは積極的にストックを使ったが,それでも足は辛かったなぁ…。
摩耶山掬星台に着いたのは 10:17 だった。宝来橋南詰から3時間半ほどで着いたことになる。逆走でこの時間は私としては画期的だった。
しかし,その分足はかなりダメージをくらっていた。
摩耶山からの下りはいつもの調子ならスイスイ下れそうなものだが,今回は一歩一歩が辛かった。
激痛とまではいかないが,一歩一歩つくたびに太ももが辛かった。特に段差が大きいとその分太ももに入れる力も大きく,辛さも大きかった。
それでもなんとか45分ちょっとで市ヶ原にたどり着いた。
市ヶ原ではトイレに寄り,アクエリアスを補充しておいた。
今回はアクエリアス 500 mL を4本持って出発し,六甲ガーデンテラスで1本,市ヶ原で2本を追加したが,最終的に1本残った。つまり 6本分,3 L を飲んだことになる。
市ヶ原からの上りはあまり上を見ずに路面ばかりみて登った。上を見るとどうしても無理なペースになったり,逆にあそこまで行かないとあかんとなって精神的ダメージを食らったりするので。
そこから鍋蓋山まではただひたすら耐えながら登った感じだった。
鍋蓋山に着いたのは 11:48 だった。そこまでで5時間程度かかっていた。あの先の天王吊橋への下りと菊水山への上りもしんどかった。
いつもなら上りの方がしんどいが,今回は下りの方が辛かった。上りはそれなりに鍛えられてるのかな?まぁ,上りでも走れはしなかったけど…。
菊水山に着いたのは 12:33 だった。鍋蓋山から45分だった。下りが辛かったのでそんなもんだと思っている。
菊水山の下りも当然のことながら辛かった。しかし,菊水山の下りは急すぎて逆にほとんどストックに体重を載せられるので,意外と早く下れた気がする(気がするだけかも…)。
そこから鵯越駅前までも我慢の時間だった。ちょこちょこある上りが結構しんどいし,下りは足が痛いし…。
鵯越駅前を通過したのは 13:12 だった。菊水山からだと39分。さすがに上りよりは速かった。
鵯越駅の次は高取山になる。今回のキャノンボールランでは高取山は北側の車道を迂回するコースになっていた。
キャノンボールランは夜中も走るから,近所の住民か高取神社に文句で言われたかな?
しかし,私は勝手に縦走してるので,高取山にも登っておいた。足が辛かったのでキャノンボールコースで迂回も考えたが,せっかくだからと高取山を踏んでおいた。
高取山に登るには安井茶屋横の公園を通る。そこで安井茶屋横公園のトイレに寄っておいた。今回トイレは,六甲山最高峰下,市ヶ原,高取山安井茶屋横公園の3箇所でいったことになる。
高取山の下りは距離の割にしんどかった。その辺りまでくるともう下りが辛くて辛くて…。
高取山を下ると妙法寺に出る。妙法寺は少し登ると神戸市営地下鉄の妙法寺駅がある。
高取山を下っている時にはあまりに足が辛くて,ここでリタイアして地下鉄に乗るのもありかも,と考えてしまった。
しかし,高取山を下り終わるとキャノンボールランのルートと合流する(というかキャノンボールランのルートが六甲全山縦走路に戻ってくる)。
妙法寺交差点の近くでキャノンボーラーの人たちを見ると,あー,俺もがんばらな,と思えた。今回はキャノンボールランと同じ行程にしたのはよかったかもしれない。
それでもその先は当然のことながら辛かった。
妙法寺の交差点から阪神高速を越えるためにひたすら階段を上り,横尾団地から東山に向けてひたすら登った。
そこは丸太の階段の一段一段が高くてしんどかったなぁ…。
東山からは須磨アルプスが一望できる。そこで写真を撮っておいた。
須磨アルプスの上りはどうなるんやろ?と思っていたが,意外と登れた。今回は下りの方が辛かったからねぇ。
須磨アルプスを越えて横尾山の山頂を通過したのは 15:25 だった。六甲山最高峰辺りにいる時は,もしかしたら8時間切れるかも?とか思ったが,摩耶山の下りで8時間切るのはムリ,と感じていた。
しかし,横尾山で午後3時半ということは,そこから1時間ほどで須磨浦公園駅につけるはず。
ということは,10時間は切れそうだった。そうなると少し元気が出てきた。いや,それでも栂尾山の下りの階段とか,高倉台からおらが山に登るところ(階段を行かずにスロープを登った)はしんどかったけどね。
最後に旗振山に登った時には,すごく晴れ晴れしか気がした。でも,そこからの下りも辛かったけど…。
最終的に 16:31 に無事に須磨浦公園駅に着くことができた。
歩行時間は 9時間51分だった。宝来橋南詰からだと 9時間46分。キャノンボールランのスタート地点からだと 9時間半でゴールしたことになる。
ま,トレーニングしてなかった割にはまあまあの時間で縦走できたと思う。これは少しまじめにトレーニングしたら8時間切れるかなぁ?
でも,夏は北アルプスが目標やしなぁ…。