市ヶ原でアクエリアスを補充し,さらに炭酸飲料を飲んでから先に進んだ。
炭酸は美味しかったが,櫻茶屋前にはゴミ箱がないので,進路方向で最初のゴミ箱がある大龍寺の山門まで空き缶を持っていかないといけなかった…。
市ヶ原からは鍋蓋山までほぼ上りとなっている。あの区間はしんどかったなぁ…。
もう足が終わっていたので,ずっとしんどかった。それでも一歩一歩足をすすめた。
そして市ヶ原から40分ちょいで鍋蓋山に着いた。思ったよりも頑張った??
鍋蓋山では全く休憩せず,すぐに下り始めた。
鍋蓋山の下りは結構急な下りになっている。そこで怪我をしないように気をつけながら下った。
下りで一緒になった男女のカップルの人たちとぼやきながら下り,天王吊橋に着いたのは 12:50 頃だった。下りはまあまあの速度で下れたかも?
でも,その先の上りではカップルのお二人には先に行ってもらい,さらに後ろから来た人たちにもバンバン抜いてもらった。
あの上りも辛かった。しかし,すでにずっと辛い状況が続いていたので,感覚は半ば麻痺していた気もする。
菊水山山頂に着いたのは 13:20 頃だった。出発から6時間ちょっと,摩耶山掬星台から2時間ちょいだった。ま,足が終わってた割には頑張った,ということにしておこう。
菊水山の下りはゆっくり行こうと思っていたのに,ついつられてまあまあのペースで下ってしまった。
そのため菊水山の上りで抜かされた人たちを何組も抜いてしまった…。ちょっとやりすぎたかも?
菊水山を下り,太ももの内側が攣りそうになるのをなんとか回避しながら神鉄鵯越駅に着いたら14時すぎだった。そこまで7時間程度。ま,私としては頑張ってる方でしょう。
鵯越駅でも休憩はせずにそのまま先に進んだ。
鵯越駅を出ると,高取山,須磨アルプス,旗振山,という3つの山塊を越える。
しかし,キャノンボールでは去年ぐらいから高取山を通ってはいけないらしい。きっと誰かがやらかしたんだと思う。
そのためキャノンボーラーの人たちは高取山の北側の車道に沿って行く。
でも,私はキャノンボールにエントリーしていない「一般登山者」だった。なので,高取山に登れてしまう。
やっぱり六甲全山縦走なら高取山を通過しないわけないはいかないよなぁ…,ということで高取山に登った。
去年もそうだったが終盤になってからの高取山はきつかった。
特に高取山の下りが足にきた。高取山の下りはつづら折りになっていて「階段ではなく傾斜路」となっている。
そこでは足を着くといつも足を踏ん張るみたいで,高取山を下ると太ももがやばい感じになる。
今回も同じだった。去年は単にトレーニング不足なだけかと思っていたが,それだけではない気がする。
高取山の後はもうひたすら修行だった。いや,そこまででももう十分修行やったけどね…。
妙法寺小学校前の交差点から舗装路と階段をひたすら上り,東山の急な斜面を登り,一度下ってから須磨アルプスをゴリゴリ上って横尾山に行き,その先も栂尾山に向かって結構登らされた。
栂尾山からは長い階段下りがあるが,そこも結構しんどかった。去年よりはましだったけど…。ほんとになんでこんなしんどい思いをして六甲全山縦走するかねぇ?
高倉台はさっさと通過しておらが山から旗振山に向かったが,今回は別の参加者の人にそそのかされて階段を登ってみた。
そしたら階段がしんどくて…。いやぁ,あれは長かったねぇ…。ちなみにそそのかした人が一番へばっていた気がする…。
おらが山に登ってしまえば,後は旗振山だけとなる。ほんとは鉄拐山もあるけど,しんどくてパスしてしまった。
旗振山までには2回まあまあの上りがある。そこを登りきった時にはやっと旗振山まで来た,とほっとした。
でも,そこからの下りがまたしんどくて…。太ももが痛くて死にそうになりながら下った。
あそこは上りでもしんどいが下りでもしんどい。やっぱり傾斜が急ということか?
そしてなんだかんだで宝来橋南詰から10時間8分で山陽電鉄須磨浦公園駅にたどり着いた。
いやぁ,長かった。
ゴール後は花隈にあるつかさ湯さんに行って汗を流した。
それから元町商店街の中にある焼鳥のヒナタで焼き鳥を食べて帰った。
帰りの電車で座ってても足がだるくて何度もストレッチをしてしまった。
やはり恐るべし六甲全山縦走,やね。