・2023年8月11日(金祝)晴れ
・劔岳(早月尾根)
・15.6 km (沿面距離 16.7 km,累積上昇 2486.2 m,累積下降 -2486.3 m)
今回の一枚 早月尾根から見上げた劔岳
馬場島登山口(2:00)→1000 m 標識(2:31)→1200 m 標識(3:04)→1400 m 標識(3:33)→1600 m 標識(3:48)→1800 m 標識(4:17)→2000 m 標識(4:56)→早月小屋(5:38,5:53)
→2400 m 標識(6:28)→2600 m 標識(7:05)→2800 m 標識(8:05)→鎖場終了(8:44)→白い標識(8:49)→剱岳山頂(8:55,9:29発)
→白い標識(9:39)→鎖場開始(9:40)→2800 m 標識(10:21)→2600 m 標識(11:02)→2400 m 標識(11:32)→早月小屋(11:50,12:01)
→2000 m 標識(12:30)→1800 m 標識(12:57)→1600 m 標識(13:25)→1400 m 標識(13:35)→1200 m 標識(13:58)→1000 m 地点(14:27)→登山口(15:02)(歩行時間 = 13h02m)
今回のルートマップ:登山道のGNSS記録(地理院地図+写真)
2023年8月11日に早月尾根から剱岳を日帰り往復した。
当初,8月14日に行きたいと思っていたが,台風の影響で天気がいいのが8月11日だけっぽかったので行ってみた。
他にも木曽駒ヶ岳から空木岳とか,乗鞍岳とか甲斐駒ヶ岳とか八ヶ岳も候補にあったが,その中でも一番天気が良さそうな剱岳に行ってみた。
おかげで快晴の登山ができた。後半日差しがでて暑かったけどね…。
1000 m 標識とベンチのある場所まで来た時点ですでにかなり疲れてしまっていた。
その先しばらくはほぼ平坦な松尾平を行くが,その先は山頂までほぼ急傾斜を登り続ける感じだった。
1200 m 標識は気づくとそこにあった。あの辺りでは登山道沿いに大きな木があるなぁ,と思いながら登った。
その大きな木の根っこをよじ登っていくところも多数あった。
行きはまだよかったが,帰りは根っこに引っ掛かりそうで怖かった。引っかかったら数メートル落ちそうやったからね。
1200 m 標識辺りですでにかなりしんどかったので,ペースを落として登り続けた。
1200 m 標識から 1400 m 標識,1600 m 標識の区間は,ひたすらゆっくりを心がけて登り続けたなぁ…。
1400 m 標識付近では意外と尾根が痩せてるなぁ,と思った。1600 m 付近でもそうだったかも。
1600 m 過ぎに他の登山者の方に出会い,その方と似たペースで追いかけながら登る感じになり,2000 m 標識付近までご一緒させていただいた。
そういえば,行きには 1800 m 標識は目に入らなかった。なんでやろ?
2000 m 標識を過ぎて少し行くと池がある。池の辺りは一瞬ほぼ水平移動だが,その後,2200 m にある早月小屋に向けては急登が続く。
ハシゴもたくさんあるし,鎖場もある。そういえば前回 (2016年) に来た時は木のはしごだったが,今回はステンレス製にかわっていた。
そしてなんだかんだで出発から 3時間40分ほどで早月小屋にたどり着いた。
早月小屋の手前は少し高い地点があり,展望がきく。そこから目的地の剱岳山頂や,小窓尾根,南の大日岳,剱御前,北の方の猫又山,釜谷山,毛勝山などがよく見えた。
早月小屋から先も傾斜は急なままだった。2000 m 辺りの池から早月小屋までの傾斜がそのまま続いている感じだった。
やがて木が低くなりハイマツだらけになったなぁ,と思ったら稜線に出た。
そこから先は高度感満載の高山の登りだった。岩とハイマツと高山植物とザレた路面などが続く登山道だった。
しばらく歩くと標高 2400 m の標識があった。その先はしばしトラバース風の道が続いた。
左側は斜面になっていて落ちるとかなり落とされそうだったので,気を使いながら歩いた。
2600 m の手前には大きめの四角い岩を乗り越える所があった。以前は木の枝を踏まないといけない箇所もあったが,そこには2本ペアのおたすけボルトが数ヶ所打ってあった。
2600 m から先はぐいぐい高度を上げる。岩場をよじ登ったり,ザレた路面やガレた道を延々と登った。
前回と同じように剱岳山頂は見えるのになかなか近づかない感じが続いた。
標高 2600 m の標識の横には少しスペースがあり,ちょっとした展望所になっていたので,下界を撮っておいた。
2600 m の所から先を見ると目の前に壁のようにピークが見える。登山ルートはどこ?と思ったらその壁を人がよじ登っていた。
2600 m からはちょっとしたピークを越えたり巻いたりして高度を上げて行った。
所々右下の崖の下が見えるが,数百 m の落差がありそうで,滑落するとヤバそうだった。
下を見ると足がすくみそうだったので,できるだけ下を見ないようにしておいた。
標高 2800 m の標識付近をすぎると(行きには標識見落としたが…),どんどん険しくなっていった。
この辺りになると岩ばかりの感じになっていた。
その辺りで鎖が出てくる。最初は鎖に頼らないでも,と思っていられるが,徐々に鎖があることでの安心感が重要になってくる。
標高 2900 m ぐらいにカニのハサミと呼ばれる場所がある。
どうやらそれっぽい形のピークのことをカニのハサミと言うみたいで(帰ってからネットで知った),登山道はその横を巻く,というか横の壁沿いを行く。
そこにはおたすけボルトが一本打ってある。あれは以前はもっと岩盤に直角だったと思うが,今回行くとかなり斜めに入ってた。いいのか?
その辺りは下を見るとかなりの高度感があるので,下を見ないようにして通過した。
シャワーですっきりした後,のんびりと帰路についた。
ルートは北陸道の立山インターを目指した。インター近くのガソリンスタンドが安かったので,そこでガソリンを補給することにした。
LINE で友達にならないといけなかったが,高速上だと 200円/L 以上してたのが,169円/L だったのでめちゃお得だった。
また,お寿司を食べたいと思ったので,ガソリンスタンドのお兄さんに美味しい回転寿司屋を教えてもらった。
国道8号線まででないといけなかったが,なかなか美味しいお店でよかった。粋鮨(いきずし)というお店だった。
お寿司の後はさっさと帰路についた。回転寿司屋が8号線沿いだったので,富山西インターから北陸道に入った。ま,ナビに従っただけやけどね。
高速では最初にあった呉羽 PA で少し仮眠を取った。でも,言うほどぐっすりは寝れなかったなぁ…。
それでもまあまあ寝てしまったみたいで,気づくと午後8時を過ぎていた。すると,PA の売店は閉まってしまっていた。
お寿司食べたけど,もうちょっとなんか食べたいなぁ,と思っていたのに…。
しかたないので,北陸道を西(南?)に進み,次の小矢部川 SA でブラックラーメンを食べた。またそこでお土産も買っておいた。
その後,北陸道をのんびり走った。石川県,福井県と走り,賤ヶ岳 SA 手前で少し疲労を感じた。
そこで,賤ヶ岳 SA に入って再び仮眠を取った。今回はシートをフルフラットにして寝たのでぐっすり寝れた気がする。気づくと午前3時を過ぎていた。
おかげで頭もすっきりして,車の少ない高速をのんびり走って家に帰った。